市場に出回っているスマートウォッチには多種多様なセンサーが搭載されているよ。
ほとんどの機種に搭載されているものやちょっと珍しいセンサーまで網羅してみるね。
珍しいセンサー知りたい!
- スマートウォッチに搭載されているセンサーをは多種多様
- GPS機能が付くと価格が上がる
- GPS機能使用中は電池の消耗が早い
自分に一番のスマートウォッチを探すなら、どんな計測機能が存在するか知っておくと購入失敗しないで済みます。
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スマートウォッチで計測できる事
- 心拍数
- 血中酸素濃度
- 皮膚温
- 血圧
- 速度変化
- 方向・傾き
- 方位
- 位置情報
- 気圧
- 環境光
メジャーなセンサーと珍しいセンサーで分けてみます。
- 心拍数センサー
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光学式心拍センサーが主流。ウォッチ背面からLEDを照射。血流によって反射される散乱光の量を感知し血流動態の変化により心拍数を測定。
- 血中酸素濃度センサー
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LEDをあてた動脈血成分の光の減衰から血中酸素濃度(SpO2)を測定。スマートウォッチ搭載の血中酸素濃度測定値は医学的使用でなく、フィットネス中の参考値として使うことがほぼ全てのスマートウォッチに明記されています。
- 3軸加速度センサー
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速度変化を検知。どの方向へどれくらいの速度で移動しているか測定。
- ジャイロセンサー
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方向・傾きを検知。回転方向の動きを測定。
- 位置情報センサー
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GPSに加えGLONASS(グロナス)、QZSS(みちびき)、Galileo(ガリレオ)などがあり正確な位置情報を測定。
- 磁気センサー
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地球の微弱な磁気を検知し電子コンパスとして方位を測定。
- 環境光センサー
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暗い場所では画面の光度を抑え、明るいところでは視認性を高めるため光度が高まる。バッテリー性能向上の役目がある。
- 皮膚温センサー
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ウォッチ背面の接触部から皮膚温を検知。
- 血圧センサー
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スマートウォッチでの血圧測定は光学センサーによる心拍数と血流量を組み合わせ測定。
- 気圧センサー
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周囲の空気圧を測定して気圧情報を測定。位置情報と合わせることで正確な高度を知ることができる。
GPSセンサーによる価格の違い
GPSが搭載されているスマートウォッチの価格はおおよそ15,000円~が相場です。GPS搭載と非搭載のモデルを出しているメーカーで価格の違いを比較してみましょう。
GPS搭載
GPS非搭載
ChargeシリーズとInspireシリーズの最新機種は価格に差がないです。
僕ならGPS搭載のCharge4を選ぶね!
GPS搭載
GPS非搭載
5,000円程の差。SUUNTO 3は本体にGPS機能はないけど、連携するスマートフォンのGPS機能を使ってルートトラッキングが可能です。
GPS搭載
GPS非搭載
SAMSUNGは4万円程の大きな差がでています。
これはシリーズの違いでスペックが大きく違うことに起因します。
GPS搭載
GPS非搭載
HUAWEIは3,000円程の違いがあります。
GPS搭載機種の電池持ちは悪いのか?
GPS機能を使用していると電池の消耗が早いです。GPS搭載スマートウォッチのスペックには使用時・未使用時でのバッテリー性能を記載していることがあるのでまとめてみます。
GPS未使用 稼働時間 | GPS使用 稼働時間 | |
Apple Watch6 | 18時間 | 7時間 |
SUUNTO 9 BARO | 170時間(7日) | 25~120時間 ※1 |
SUUNTO 7 | 48時間(2日) | 12時間 |
Galaxy Watch 3 | 168時間(7日) | 56時間 |
HUAWEI Watch FIT | 240時間(10日) | 12時間 |
Fitbit Charge 4 | 168時間(7日) | 5時間 |
Xiaomi Mi Watch Lite | 216時間(9日) | 10時間 |
※1 GPSでの位置情報取得間隔によりバッテリー性能が大きく変わります。
GPS機能をONにすると、3倍以上バッテリー消耗が早くなるね。
また、機種により電池長持ちモード等があり数値通りにはならないようです。
たとえばSUUNTO 7 は通常使用とは別にタイムモードがあり最長960時間(40日)の電池持ちと発表されています。
GPS機能についての理解を深めるならこちらの記事がオススメです。
≫GPS以外も重要!スマートウォッチで位置情報を得る衛星システム
将来期待されるセンサー
3軸加速度センサーを使ったモーションジェスチャー
3軸加速度センサーの精度を高めるとバッテリー性能が低下する代わりに細かい動きや振動を検知できるようになります。
振動する物体を持っていると、それがギターなのか電動歯ブラシなのか分かるようになってくるようです。視覚にハンデのある方の活動範囲が広がる期待ができますね。
Apple Watchの新機能「ジェスチャー操作」
2021年5月20日にAppleからこんな発表がありました。
Apple Watchをハンドジェスチャーで操作する「AssistiveTouch for the Apple Watch」を導入する。
watchOS8から利用可能になる可能性が高く、未来的でカッコイイ操作方法です。動画で見るのが一番早いのでこちらからどうぞ。
- 2回握るとAssistiveTouchを起動
- 指を動かし選択
- 1回握って決定
- 着信時に2回握って応答
- 腕を振ってポインタを起動
- 手首の動きでポインタ移動
モーションセンサーと心拍センサーと機械学習の三要素で機能を実現。何より驚きなのは現状流通しているApple Watchのアップデートで利用可能になることです。
やっぱりAppleはスゴイ!
まとめ
スマートウォッチに搭載されている主要センサーは以下の通りです。
- 心拍センサー
- 血中酸素濃度センサー
- 3軸加速度センサー
- ジャイロセンサー
- GPSセンサー
- 皮膚温センサー
- 血圧センサー
- 方位
- 気圧センサー
- 環境光センサー
購入時はGPS機能を入れるかどうかがスマートウォッチ選びのポイントとなりますね。
GPS搭載でバッテリー性能を高めたいなら、ルートトラッキングしたいとき以外はGPS機能をOFFにして使うのがよい方法です。
もしGPS機能が絶対必要であれば、情報取得を断続的にしてバッテリー性能を高めているSUUNTO 9 BARO と ソーラー充電レンズ搭載で使用しながら充電しているGARMIN Enduro Steelを強くオススメします!
GPS機能に注目したスマートウォッチTOP3を記事にしています。
≫GPSから選ぶスマートウォッチTOP3