スプートニクの恋人/村上春樹のAudible作品を聴いたのでご紹介します。出演順の登場人物紹介と相関図を作成しましたので、これから聴く方は参考にしてください。
感想
スプートニクの恋人
- 異国ギリシャの風景が浮かんでくる
- ゆったり独りで寝ながら聴くと良き
- 3人の心の中をゆっくり漂うような話
- 村上春樹だなぁと感じられる
- 宮﨑あおいの朗読が心地よい
1999年の作品ですが現代とのギャップは感じませんでした。豊かな描写が多くスーッと情景が心に入ってくるような作品。比喩表現や言い回しに好き嫌いがありそうですが、村上春樹を感じれて筆者は好きです。
登場人物が少なく話がややこしくなる心配はなし。男性なら「ぼく」に感情移入させ「すみれ」への気持ちの終点を楽しみに聴きすすめました。
「あちら側」と「こちら側」という独特な概念がありますが結果はハッピーエンドな展開ですかね。
「こちら側」は、実は「あちら側」なのかもしれないし、あるいはそうでないかもしれない。(春樹風)
マドグチ
読書が苦手なのでAudible(オーディブル)で聴了。
ストーリー以外に朗読者の声のトーンや聴きやすさ等の感想も含まれています。
選べるもくじ
スプートニクの恋人/村上春樹
あらすじ
ぼくにとってかけがえのない存在であるすみれ。そのすみれが生まれて初めて好きになった人は17歳年上の既婚女性だった。
スプートニクの恋人(Audible聴き放題)
スプートニクの恋人(Kindle版)
注目ポイント
- 村上春樹1999年の作品
- 村上春樹9作目の長編小説
- 村上春樹的な文体の実験場とした作品らしい
- 作品中には「あちら側」と「こちら側」が存在する
- 「ぼく」「すみれ」「みゅう」の内面を漂うような作品
登場人物(出演順)
Audible作品を聴いて作成しています。ひらがな表記が多いのはご了承下さい。
相関図
Audibleで聴ける村上春樹作品
Audibleで聴ける村上春樹作品
- カンガルー日和(1983年)
- 螢・納屋を焼く・その他の短編(1984年)
- 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上下(1985年)
- パン屋再襲撃(1986年)
- ノルウェイの森 上下(1987年)
- ねじまき鳥クロニクル シリーズ(1994年-1995年)
- レキシントンの幽霊(1996年)
- 辺境・近境(1998年)
- スプートニクの恋人(1999年)
- 神の子どもたちはみな踊る(2000年)
- 海辺のカフカ 上下(2002年)
- 東京奇譚集(2005年)
- 走ることについて語るときに僕の語ること(2007年)
- 1Q84 シリーズ(2009年-2010年)
- 女のいない男たち(2014年)
- 職業としての小説家(2015年)
- 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(2013年)
- 騎士団長殺しシリーズ(2017年)
- 猫を棄てる 父親について語るとき(2020年)
- 一人称単数(2020年)
※Audible聴き放題対象は変更あり
スプートニクの恋人|を聴く方法
スプートニクの恋人/村上春樹はAudibleだけで聴くことができます。
筆者が調べた所、Audible以外のオーディオブックサービスでに村上春樹作品はありませんでした。
興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。